まずは、絵本を聞いてみてください

音読に合わせて、絵本のページをめくる約4分の動画です。

人が大切にしているものや、誰かをあたたかくできるものを
「材料」に見立てて集めていく、参加型の絵本プロジェクトです。

あなたなら、この不思議なホットケーキに
どんな材料を入れますか?

まずは絵本を聞いて、物語の世界を少し味わってみてください。

聞き終わったら、あなたならどんな「ふしぎな材料」を入れたいか、
少し考えてみてもらえたら嬉しいです。

思いついた材料と、その理由を、
ページ下のGoogleフォームから送ってください。

このプロジェクトが生まれた背景

娘と焼いたホットケーキから

この絵本は、ある日曜日の朝、娘とホットケーキを焼いていたときに
ふと思いついた「やさしい魔女の物語」から生まれました。

「みんなで力を合わせて、何かおいしいものをつくるって楽しいね」という
小さな会話が、いつしか物語の芽になり、
絵本のかたちへと育っていきました。

絵本から、対話の場へ

このストーリーの中にいる動物たちのように、
人はそれぞれ、誰かをあたたかくできるものや、
大切にしているものを持っているのではないか。
そんな問いを、子どもたちと一緒に育てていける
小さなプロジェクトにできないかと考えました。

ホットケーキのように、ふんわりとやわらかいものを真ん中に置くことで、
その人が大切にしているものや、大切にしたいと思っていることを、
少し話しやすくなるのかもしれない。

この絵本を、そんな対話の入口として育てていきたいと思っています。

作者からのお願い

ストーリーの最後に、

「あなたなら、
このまほうのホットケーキに
どんな材料を入れますか?」

という呼びかけがあります。

もしよかったら、このストーリーを聞いて、

「あなたならどんな材料を入れるか」を、そっと教えていただけないでしょうか。

材料は、食べ物じゃなくても大丈夫です。

気持ちや思い出、感覚的なものでも大丈夫です。

どうしてそれを選んだのかも、一言添えてもらえたら嬉しいです。

Googleフォームで送る

届けられたホットケーキの材料たち

少しずつ「ふしぎな材料」が魔女の家に届いています。

音楽

ホットケーキを食べて、みんなが歌い踊りだしたら最高。

スパイス

やさしさだけではなく、怒りや涙も受け止められる場に。

誰かを思う気持ち。まず最初に入れたい材料。

タイミング

くるりんぱする瞬間。待つこと、見極めること。

しょっぱさも味になる。ソルティパンケーキ。

考える力

次はどうする? と想像する練習になる。

みんなの材料が集まって、でっかいパンケーキになるように。

思いやり

仲間は何を持ってくるだろう。
どんなものなら喜んでくれるだろう。
そう想像する時間そのもの。

絵本で読む

すべてのページを載せています。

ゆっくりと読んでみたい方はこちらからどうぞ。

※スマホでは、見開き画像を小さくしすぎないために横スクロールで読める設定にしています。

表紙 まじょのふしぎなホットケーキ
●PAGE 01●

とおい、とおい くにの、
もりのおくに すんでいる、やさしい まじょ。
まじょは、まいしゅう の にちようび、
もりの なかまたちの ために、
ホットケーキを やいていました。。

●PAGE 02●

その ホットケーキは、ただの ホットケーキじゃ ありません。
「おいしくなれ。おいしくなあれ!」 まじょは じゅもんを となえながら、
ふしぎな ざいりょうで、ホットケーキを つくるのです。

1 とおい、とおい くににある、もりのおくにすむ、やさしいまじょ。
●PAGE 03●

あるひ、まじょは もりの なかまたちに そうだんしました。
「こんどの にちようびは、いつもと ちがうホットケーキを、
みんなで いっしょに つくりたいの。
ちからを、かしてくれる?」

●PAGE 04●

「もちろんだよ! まかせといて!」
もりの なかまたちは、
それぞれ とくべつな ざいりょうを さがしに、
でかけて いきました。

2 そのホットケーキは、ただのホットケーキではありません。
●PAGE 05●

およぎの とくいな カエルの こどもたちは、
「ぼくたちの いけの そこにある、
キラキラした あわを いれてほしいな!」
と、ていあんしました。

●PAGE 06●

まっくらな よなかに、フクロウじいさんは
「つきの ひかりを すこし くわえると、
もっと おいしくなるぞ」と いいました。

3-4 あるひ、まじょはもりのなかまたちにそうだんしました。
●PAGE 07●

ちいさくて、ちからもちの アリたちは、
だれも しらない、ひみつの ばしょから
ベリーを たくさん もってきました。

「これで、みんな えがおに なるよ!」

●PAGE 08●

「じゃじゃーん」
もりの なかまたちは、
それぞれが、じぶん ならではの ものを
じしんたっぷりに さしだしました。

5 およぎのとくいなカエルのこどもたちは、
●PAGE 09●

さいごに、ちいさな リスが まじょに、
はずかしそうに いいました。
「みんなが しあわせに なってくれると いいなと
おもって ぼくは、“やさしさ”を
ホットケーキに こめたいんだ」

●PAGE 10●

「それは、とてもすてきなおくりものよ」
「やさしさは、いちばん だいじな
“ざいりょう” よ」
まじょは、にっこり わらって いいました。

6 まっくらなよなかに、フクロウじいさんは、
●PAGE 11●

「おいしくなあれ。おいしくなあれ」
もりの なかまたちから もらった ざいりょうを
まじょが まぜまぜ まぜて……

●PAGE 12●

フライパンに ながしこんだ ホットケーキは、
いつもと ちがって、
どこか ふしぎな かおりが しました。

7 ちいさくて、ちからもちのありたちは、
●PAGE 13●

なかまたちが あつまって、いっしょに
「みんなが なかよくなれるように!」
と、まほうを かけると、
ホットケーキは、ふんわりと やきあがりました。

●PAGE 14●

そして、みんなで わけあいながら
「みんなで ちからを あわせると、
こんなに すてきな ホットケーキが できるんだね」
と、えがおで いいあいました。

8 もりのなかまたちは、それぞれがじぶんならではのものを、
●PAGE 15●

そして、まじょは にっこり ほほえんで、
あなたに いいました。
「もし あなたが、まほうの ホットケーキを
つくるなら……

●PAGE 16●

どんな ざいりょうを いれてみたい?」
まじょは、めを きらきら させながら
あなたの こたえを、まっています。
おしまい

対話の場として

このプロジェクトでは、誰かが大切にしているものを
「材料」としておすそ分けし、そして受け取ります。

それは、愛や夢のような明るいものだけではありません。

涙、怒り、考える力など、人によって材料は少しずつ違います。

だからこそ、その答えを集めることは、

その人の見えにくい思いや関係性を、

そっと見える形にすることにつながるのだと思います。

いつか、親子でそれぞれが日ごろ思っていることや、

大切にしていることを話し合えるワークショップに。

あるいは、大人同士が自分の気持ちや価値観を

少し話しやすくなる対話の場になったら素敵です。

そんな形へ育てていけたらと思っています。

目標としては、100人、1000人くらいの「ふしぎな材料」を集めて、

そこから見えてくるものを、

展示や図鑑、絵本、レポートや研究テーマのような形で

社会に出していけたらと思っています。

でっかい夢のホットケーキになりますように。

ぜひあなたの「ふしぎな材料」を聞かせてください

あなたの「ふしぎな材料」を
きかせてください

あなたなら、このまほうのホットケーキにどんな材料を入れますか?

材料は、食べ物でなくても大丈夫です。
気持ちや思い出、音、色、におい、
忘れられない時間のようなものでもかまいません。

材料の名前と、どうしてそれを選んだのかを、
Googleフォームから教えてください。

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